
そんな"othello pride"とも言うべき体制を築いたのが茨城ブロック長の和泉四段。ブロック運営だけでなく、強豪プレイヤーとしても活躍する和泉四段は、常に「町おこし」としてのオセロを考えているようだ。そんな彼に話を聞いてみた。
茨城ブロックで開催されている大会
ー現在茨城ブロックではどのような定例大会が開催されてるのでしょうか?
毎月第3日曜日の水戸定例会、毎月第1日曜日の水戸黒獅子戦の2大会です。以前は水戸定例会の他に水戸若獅子戦や銀獅子戦を開催していたのですが、なかなか参加者が集まらなくなってきたこともあり黒獅子戦としてまとめて開催しています。
ー参加人数が減ってきたのですか?以前は茨城ブロックはもっと盛況な印象がありましたが。
確かにピーク時に比べると減りました。ただ、最近また少しずつ参加者が増えてきています。いつも参加してくれている人に加えて、ハンゲームのオセロやアメーバピグのしろくろ広場で鍛えた人がふらっと来て参加してくれる人もいます。実際強い人も多いですよ。
ただ、やはりいくらネットオセロが強いからといって、簡単に生オセロの大会で優勝できるものはないです。自信満々で来たのに3勝3敗くらいで終わってしまい、次からなかなか来なくなってしまう人も多いのが現状です。
ー定例大会の平均的な参加人数は?
普段の定例会は10人前後ですね。
ー茨城ブロックの有力な有段者を教えてください。
土田六段と瀧澤六段が高段者です。定例会に参加されることはめったになく、普段は全日本選手権茨城ブロック予選なども参加されてます。次に長島四段が有力なプレイヤーですね。五段格ですよ。そして…あと私ですかね(笑)脇本四段もかなり強いです。
ー僕は安藤二段と対戦したことがあります。彼も茨城では?
安藤二段は関西に引越しされてしまったので今は茨城ブロックではないですね。あと最近は初段から三段のプレイヤーも粒ぞろいというか、みんな少しずつ強くなってきました。

ー時々開催される「つくばファーストチャレンジ」という大会があるようですがこれはどういう大会なのでしょうか?
つくばファーストチャレンジは2級以下、セカンドフェイズは初段以上が参加できる大会で、3ヶ月に一度くらいの頻度で開催しています。「つくばカピオ」という綺麗な会場ですよ。時々高段者も来ます。高梨九段が来たこともあります。セカンドフェイズはレベルの高い大会ですね。
ジュニア世代の育成について
ー茨城ブロックといえばジュニア世代の育成に力を入れていることで有名です。最近ではどのような活動をしてるのですか?
「いばらきちびっ子オセロキャラバン」という大会を開催しています。実はこれ、県内23箇所で開催されているのですが、200人くらい参加する場所もありまず。参加人数だけでいうと日本最大のオセロ大会ではないでしょうか?
ーすごい人数ですね。管理とか大変じゃないですか?
それはもう(笑)すべての会場を僕が見ることは当然できないので大変です。お子様同士の対戦ですからトラブルなどが起きることも時々ありますので気をつけています。
ーその大会には親御さんも来てるんですよね。
来てます!最初は親御さんもお子さんの活躍を見にきてるわけですが、子供さんがオセロに熱中するうちにご両親までオセロをされるようになることが多いですね。それも狙いの一つですが(笑)
ーどうやってそんなにたくさんの人数を呼べたのでしょうか。
色々試しましたが、結局ビラ配りが一番効果あったと思います。あと震災の前はもっとたくさん来てました。今後もっと増えていってほしいと考えています。

茨城ブロック今後の展望
ー茨城ブロック今後の展望を教えて下さい。
今後は町おこしも兼ねて大きい大会を誘致したいと思っています。2006年水戸オセロ世界選手権は大成功でしたが、あれは水戸市を挙げて盛り上げることができました。
王座戦などの国内メジャー大会も魅力的ですが、やはり町や市が一体となって盛り上げるには世界大会クラスの規模が必要になってきます。これからはOWCが世界大会として重要な位置を占めることになると思いますので、今後の展開を注視しています。やはり10年に一回は茨城ブロックで世界大会を催したいですね。
ーありがとうございました。
▼ブロック紹介
・日本オセロ連盟茨城ブロックFacebookページ
茨城ブロック定例会会場までの道のり
大きな地図で見る










・大会によっては場所が変更となる可能性もあるので必ず確認してください
・茨城ブロックはFacebookページで確認するのが確実と思われます